11/7（金）に、小学校５・6年生と合同で、野沢温泉学園のスキー講演会を開催しました。

本校では、毎年のスキーシーズンの前に、野沢温泉とスキーに縁のある方を講師に、スキー講演会を実施しています。

今年度の講師は、「プロスキーヤー」「（（株）野沢温泉企画 代表取締役」などの様々な肩書をもつ河野健児さんで、「野沢温泉とスキーが教えてくれたこと」と題してお話ししてくださいました。

河野さんは、野沢温泉小・中学校の卒業生で、現役時代にはスキークロスW杯や世界選手権にも出場しています。そう聞くと、小さいころから常にスキーの世界でトップを走り続けてきたのかと思いますが、実は高校時代にはインターハイに出場できず、卒業後に一旦スキー競技を引退した経験もあるとのことでした。

また、雪崩事故に遭って、そこから救出され生還したという経験もあり、「死ぬこと以外はかすり傷」「生きてるだけで丸儲け」「人間いつ死ぬか分からない そのときに後悔しない生き方をしよう」というのが信条となったそうです。

お話の中で、他にも「挑戦と行動の先にあるのは『成功』か『失敗」ではなく、『成功』か『自分をひと回り成長させる経験』の二つ」、「タイムや順位を気にするマラソン（＝他人と比べることや評価を気にする人生）ではなく、走ること自体が楽しいマラソン（＝自分がやりたいことを見つけ行動を起こしていく人生）を走ろう！」など、とても印象に残る言葉を紹介してくださいました。これらは、本校の学校目標「心を沸き立たせ　雪の野を踏み分け　共に進もう　未来へ」や、大切にしたい力の一つ「しなやかにチャレンジし続ける力」、目指す姿「夢や希望に向かって行動する子ども」ともつながると感じました。

野沢温泉に雪が降り、本格的なスキー活動が始まるのももうすぐです。スキーに限らず、野沢温泉学園の子どもたちが、自分の力で、他の人と協働しながら、自分の人生を豊かにしていく、そんな姿を改めて期待した時間でした。